少年ジャンプファンのメモ

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万能薬:サルファ剤とペニシリン

サルファ剤とペニシリン

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引用:週刊少年ジャンプ2017年34号

抗生物質と千空が挙げた物質である。

生き物から作るペニシリンと石から作るサルファ剤の2種類があった。

ペニシリンは青カビから作られる。このペニシリンが便利だったため、サルファ剤は歴史の影に消えた。

ペニシリンのルートは『なぜか偶然!100億倍パワーのスーパー青カビ見つけたぜウェーイ』という超ラッキーに期待する運ゲーだと千空は語った。

サルファ剤のルートは『死ぬほど根気と人手が要るが100億%必ず万能薬に辿り着ける』と千空は語った。

千空たちはサルファ剤のルートを選択した。

 

ペニシリンについて

治療薬として最初に使われた抗生物質。

イギリスの細菌学者フレミングが、1928年にブドウ球菌の培養中に偶然アオカビが培地に混入してその周辺でブドウ球菌の溶菌現象がおこっているのを発見した。そして、このアオカビPenicillium notatumの培養液中に抗菌作用を示す物質のあることを発見、その物質をペニシリンと命名した。

しかし、熟練した化学者の協力がなかったため、ペニシリンの治療価値を調べられる程度まで濾液(ろえき)を精選濃縮することができないまま約10年間も放置されていた。

1940年に、イギリスの病理学者フローリーと生化学者チェインらによって初めて粉末状に分離され、化学的に安定な形で使われるようになり、ヒトのグラム陽性菌感染症に治療効果を示すことが実証され、抗生物質として活用されるようになった。これをペニシリンの再発見とよんでいる。