硝酸
引用:週刊少年ジャンプ2017年15号
コウモリの糞から生まれた水が硝酸である。
千空らは奇跡の水と呼んでいる。
千空や大樹の石化が解けるキッカケとなった。
ふれると指が黄色くなる。これはキサントプロテイン反応と言われる反応である。
硝酸は古くから知られている酸の一つであり、強酸である。化学式はHNO3だが、硝酸というと硝酸水溶液のことを言う場合が多い。
出典:週刊少年ジャンプ2019年36・37合併号
アンモニア水を水酸化ナトリウムと貝で反応させ、アンモニアガスにする。これを加熱した白金と反応させる。一酸化窒素を冷却し二酸化窒素を水の溶かして硝酸にした。
この装置が完成したことで、石化復活液が無限に作れるようになった。
実験室的製法
硝酸アルカリに硫酸を作用させて100~120℃に熱して蒸留して作製できる。
工業的にはチリ硝石NaNO3と硫酸の複分解を用いる方法や、放電によって空気中の窒素と酸素を化合させ、生じた窒素酸化物を水に吸収させ硝酸とする電弧法が行われていた。
現在ではアンモニア酸化法(オストワルト法)が用いられている。
これはアンモニアを酸素によって酸化してから水に吸収させてつくる。
アンモニアと空気を混合し(アンモニア10%)、700~900℃に加熱した白金合金(ロジウム10%)を触媒として酸化する。生成ガスを冷却すると二酸化窒素に変わる。
性質
硝酸は無職の液体で吸湿性が強く著しく発煙する。また酸化力が強く金、白金、ロジウムなどの貴金属以外の金属とは激しく反応して、金属を溶かす。また、多くの有機物を酸化、もしくはニトロ化する。
濃硝酸1対濃塩酸3の割合で混合したものは王水といわれ、白金や金なども溶かす。
用途
現在では、リン硝安肥料などの肥料用、ニトログリセリンやニトロセルロース、TNT、ピクリン酸などの火薬の原料となるニトロ化合物の合成などに使われる。
他に、染料や顔料、化学繊維などの製造原料となる。
また濃硝酸はアミン類と急激に反応分解するため、ロケット推進剤の酸化剤として用いられる。